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概要

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TOKIWA Products Catalog熱可塑性樹脂汎用樹脂ポリエチレン（PE）耐薬品性・電気絶縁性に優れる。安価で生産量が大。耐熱性が低く、耐候性に弱い。ポリエチレンテレフタレート（PET）繊維としては、「テトロン」「ポリエステル」の名で有名。強度・剛性・耐熱性に優れ、ブロー成型性の良さからペットボトルとして使用。高温・アルカリ雰囲気では加水分解する。ポリプロピレン（PP）強度・剛性はPEより大きく、耐熱性・電気特性・耐薬品性にも優れる。熱や光の作用により劣化しやすい。ポリ塩化ビニル（PVC）可塑剤の調合により硬度を自由に変えられ加工性が良。酸・アルカリに強い。生産量はトップクラス。ポリスチレン（PS）発泡スチロールの材質。溶融粘度が低く成型しやすい。衝撃に弱く、耐熱温度も低い。アクリル樹脂（PMMA）美観や透明度が良い。ガラス、カメラのレンズ、照明器具、広告板に利用される。衝撃に弱く、耐熱性が低い。アクリロニトル/ブタジエン/スチレン樹脂（ABS）耐衝撃性・剛性・成型性などの機械的強度に優れている。直射日光に当たると変色する。汎用エンプラポリアミド(PA)一般的にナイロンと呼ばれる素材。強度が大きく粘り強い。吸水率が高く、寸法変化や軟化が問題点。モノマーキャストナイロン（MC）ナイロンの特徴を一層向上させた素材で、機械的強度・耐磨耗性に優れている。耐熱性（120℃）・電気絶縁性もある最も広く使用可能な素材であり、大型素材もある。ポリアセタール（POM）強度があり、寸法安定性・機械加工性に優れている。耐疲労性も優れる。性能面とコスト面でバランスの良い素材。超高分子量ポリエチレン（UHMW）耐磨耗性・耐衝撃性に優れ、衛生性においても食品衛生法（厚生省告示第20号）に適合する。ポリカーボネート（PC）エンプラの中で透明品がある。耐衝撃性があり、耐熱性（120℃）にも優れる。寸法安定性も良い。スーパーエンプラポリテトラフルオロエチレン（PTFE）4ふっ化エチレン。「テフロン」という名称で呼ばれる。ふっ素系樹脂の特徴は、耐熱性（260℃）・耐薬品性・非粘着性である。磨耗しやすく、強度が弱い。ポリクロロトリフルオロエチレン（PCTFE）3ふっ化エチレン。「ダイフロン」という名称で呼ばれる。テフロンより耐熱性（180℃）・耐薬品性が劣るが価格が安価。ポリイミド（PI）300℃までの優れた耐熱性及と機械的強度を保有する非常に硬い材質。価格が高い・射出、押出しが出来ないことと100℃以上の熱水・水蒸気下では物性劣化する。ポリエーテルエーテルケトン（PEEK）250℃までの熱水・水蒸気に耐える耐熱性と機械的強度・耐薬品性・耐磨耗性・機械加工性に優れた特性を持つ。ポリフェニレンサルファイド（PPS）耐熱性においては、220℃とPEEKに比べ劣るが、寸法安定性（吸水率）・耐薬品性に優れる。耐磨耗性は劣る。ポリアミドイミド（PAI）広い温度範囲（-196℃?250℃）での強度と剛性を持つ。寸法安定性・耐磨耗性に優れる。熱硬化性樹脂フェノール樹脂（PF）ベークライトという名称で知られ、長期寸法安定性・絶縁性・耐熱性に優れ電気部品として多く用いられる。エポキシ樹脂（EP）機械的強度が大きく、寸法安定性が良い。耐熱・耐水・耐薬品性・電気特性（絶縁抵抗）が優れている。ポリウレタン（PUR）強度が大きく耐磨耗性・接着性に優れる。耐油性・耐候性にも優れるが耐熱性が低く耐水性・耐酸・耐アルカリ性が劣る。シリコーン樹脂（SI）積層板用樹脂やコーティング材として使われる。耐熱性・電気特性・耐薬品性に優れ非粘着性である。欠点として価格が高いことと耐油性が無い。263プラスチックの分類■プラスチックの分類プラスチックを大きく分類すると熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂の2分類される。熱可塑性樹脂…線状の高分子。加熱すると軟化して加工できるようになり冷却すると固化する。　　　　　　　また、加熱すると軟化し繰り返し使用可のプラスチック。熱硬化性樹脂…線状の3次元構造の高分子。加熱すると軟化し化学反応により固化する。　　　　　　　一度加熱して固化したものは再度加熱しても溶けないプラスチック。熱可塑性樹脂は、耐熱性の度合いで「汎用樹脂」「汎用エンジニア樹脂」「スーパーエンジニアリング樹脂」の3種類に分類される。汎用樹脂…価格が安く（kgあたり100円?300円）雑貨用・包装用・農業用などに大量に使用される。汎用エンプラ…強度・剛性を有し、構造材料・部品、絶縁部材などに使用される。スーパーエンプラ…エンプラの中で特に耐熱性・耐薬品性・機械的強度に卓越している材料。