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概要

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076ホース類／技術資料シリコーンゴムはシリコーン生ゴムと高純度のヒュームドシリカを主成分としたゴムです。その分子構造の主骨格はシロキサン結合Si-Oと有機基が結びついており、他の有機系ゴムには見られない様々な特長を備えています。そのため、電気・電子工業をはじめ、輸送機、化学、繊維、食品、化粧品などあらゆる分野で利用されています。シリコーンゴムの特性を生かした製品を開発、製造し、各産業分野に幅広く対応しています。同時にシリコーンゴムに精通した技術力によって、お客様の要望にきめ細やかに応えた設計、新しい用途についての開発を行い、カスタマイズされた製品づくりを行っています。数多い実績から、あらゆるご相談にお応えします。ぜひお気軽にお問い合わせください。シリコーンゴムの　1　0　の特長1耐熱性天然ゴムは100℃、一般の合成ゴムでは150℃を越えると短時間で劣化して使用できなくなります。シリコーンゴムは150℃でもほとんど特性に変化がありません。2耐寒性一般の有機系ゴムの脆化点は?20℃から?30℃であるのに対し、シリコーンゴムは?60℃から?70℃。そのため、?40℃から?50℃の環境でも使用が可能です。3耐候性一般の有機ゴムとくらべて酸素、オゾン、紫外線に対する安定性に優れています。長時間、紫外線や風雨にさらされていても、特性はほとんど変化しません。4 化学的安定性耐薬品性に優れています。アニリン、アルコールなどの極性有機化合物や希酸、希アルカリなどにはほとんど侵されず、膨潤による容積増加は10?15%にとどまります。※シリコーンゴムの耐薬品データは巻末資料をご参考ください。5電気特性電気絶縁性に優れ(101??101?Ω・cm)、広い温度範囲および周波数領域にわたって安定しており絶縁材料として最適です。6難然性炎を近づけても難然性グレードは簡単には燃焼しません。また着火した場合も製品は有機ハロゲン化合物を含まないことから、煙や有毒ガスの発生がほとんどありません。7耐水性長時間水に浸しても吸水量は約1%。強度や特性に影響しません。また、常圧下でスチームに接触してもほとんど劣化しません。8 透明性着色性シリコーン本来の透明性を損なわない微細なシリカを配合。また、透明性に優れていることから着色が容易で、色鮮やかな製品ができます。9 非粘着性非腐食性化学的に不活性であり、離型性にも優れているため、他の物質を腐食しませんので、複写機の定着ロール、印刷ロールなどにも利用されております。10高強度シリコーンゴムの引裂強さは一般に10?15kN/mですが、配合の検討により通常の3?4倍の高強度を実現。また、金型成形品、押出品などあらゆる形状での製造も可能です。シリコーンゴム